「ファン・クラブ通信」第447号(2012/06/27)≪英単語について ‐その2≫

英単語の品詞に詳しくなりましょう。

 

 

 

先週の「ファンクラブ通信」の <<英単語について-その1>> で、“confirm”(確

 

認する)について日本人が正確な意味を理解していない理由は、この単語は「他

 

動詞」であって「自動詞」ではないことを知らないからだと言いました。 こ

 

れは「他動詞」なので、それの「目的語」が必要であり「目的語」の意味を正

 

しく相手に伝えねばならないのです。 しかし日本人はこれを自動詞だと思

 

ているので、目的語を明確に定義せねばならないことに気づいていないのです。

 

 

 

このように単語には「品詞」の区別があるのです。 そして「品詞」が判らな

 

いとその単語の意味が判らないだけでなく、英文法も判らなくなるのです。

 

此の点については弊社の「英文法特訓」で詳しく説明しています。 次のURL

 

です:http://www.pasocon-eikaiwa.com/shouhin/bunpou/bunpou_tokkun.html

 

 

 

しかも、一つの単語にも幾つもの品詞があるのです。 “sleep”を英和辞書で

 

引きますと非常に沢山の意味があり、又意味が違うと「品詞」が違ってく

 

るのです。 そのなかのほん少数の違った意味を説明して、意味の違いで「品詞」

 

も違ってくる例を示しましょう:

 

「自動詞」:眠る、泊まる、セックスする (She slept with me last night.)

 

「他動詞」:眠る(sleep a deep sleep)、(場所が)・・・を泊まらせる(This

 

cabin sleeps four.(この小屋は4人が宿泊できる)

 

「名詞」:睡眠(I did not get much sleep last night.)

 

 

 

何故英単語の品詞が判らないと英文法が理解できないかの説明には時間を要

 

しますので、今回の「ファンクラブ通信」では説明を割愛します。

 

知りたい方は「英文法特訓」を勉強してください。

 

 

 

最後に sleep が 「自動詞」として sleep with と、 with と言う「前置詞目的

 

語」を取っている場合、もし 妻帯者が自分の伴侶以外の女性と sleep with す

 

ると英語では “adultery” になるのですが、この “adultery” の意味と、

 

日本語訳の 「不倫」 の意味は、皆さんは同じだと思っているでしょうが、非

 

常に違うのです。 日本語の「不倫」 は、妻帯者が他の女性が好きになるだけ

 

でも 「不倫 」だと日本人は思っているでしょうが、英語では、この程度の男

 

女関係は “adultery”ではないのです。 セックスをすると 始めて

 

“adultery”になるのです。 英語を勉強するには、このように厳密に意味を

 

理解する必要があるのです。

 

 

 

もう一つの例を出しましょう。 DynEd  New Dynamic English の Module 5 の

 

文例として Kathy would write stories and Pierre would take pictures. の

 

文章のところで、この would は単に will と言う助動詞の過去形であるのでは

 

なく「Kathy は自分はストーリーを書き、ピエールには写真を撮ってもらう「構

 

想を持っている」と言う意味だと私は説明していますが、普通の日本人は would

 

は「構想を持っている」とまでは知らないのです。 この would は「仮定法の

 

would」だと言うこと程度は皆さんは知っているでしょうが、「仮定法過去完了」

 

の would には「構想を持っている」とか「構想をめぐらしている」と言う意味

 

もあることを全くご存知ないでしょう。  これは貴方がたの学校の英語の先生

 

達が「仮定法過去完了」の文法的な使い方を正確に教えてきていないからなの

 

です。 というのも、先生達も「仮定法過去完了」を正しく理解していないか

 

らです。 このようなことは私のように英会話が出来るようになると、自然に

 

この「仮定法過去完了」の真の意味が判ってくるようになるのです。 ともか

 

く、英語でも、他の言語でも「音声ベイス」で勉強すべきで、それを「文字ベ

 

イス」で勉強している、即ち「英文法」を理解し、「英単語」の意味を英語の

 

スペルから覚えていたのでは、「仮定法過去完了」の真の意味は判る筈がない

 

のです。 所詮人間の「思考作用」も「記憶作用」も「文字ベイス」ではなく

 

「音声ベイス」で行われているから、どうしても「英会話」を勉強しないと、

 

英文法も深いところまでは判るようにはならないのです。

 

 

 

同じ New Dynamic English Module 5で私は、もう一つ、英文を例にだして、

 

Pierre is in love with Kathy. の意味としてしかとっていない文章をアメリ

 

カ人や私なら、全く違った意味にとれるのです。 今、早朝 NHKの第一チャネ

 

ルで「梅ちゃん先生」の題名の連載ストーリが放映されていますが、男女の恋

 

愛のデイケートな心の動きが、非常にうまく言葉で表現されていますが、これ

 

が我々が判るのも日本語会話が出来るからで、同じことを英語で言われても、

 

皆さんには判らないでしょう。 私のように「英会話」ができるようになって、

 

初めて英語ででも判るようになるのです。

 

 

 

このようなことを私が皆さんに言って、「英会話」は難しいと、怖気(オジケ)

 

させるのではなく、「英会話」と言うものは、それ程難しいものだから、それ

 

を念頭において「注意深く」勉強してくださいとお頼みしているのです。

「ファン・クラブ通信」第446号(2012/06/20)≪英単語について‐その1 ≫

英単語の意味は厳密に理解しましょう。そうでないと英文読解にしろ英会話に

 

しろ上手にはなりません。

 

 

 

 

「確認する」、英語では“confirm”、の意味について説明しましょう。 英語

 

国民は「confirm」は「他動詞」で、そのあとに「目的語」を正確に使わないと

 

ダメなのです。 日本人はそれが出来ていないのです。 それと言うのも「確

 

認」が他動詞だと言うことを認識していないことから来ているのかもしれませ

 

ん。 「確認する」とは「或る事実、実体に間違いないことを確認する」と言

 

う意味なのです。 ですから「或る事実、実体」を他動詞の目的語として正確

 

に表現する必要があるのです。 英語の confirmでも日本語の確認でも全く同

 

じ意味なのです。 

 

 

 

 

英語国民なら I confirm your letter. とは言わないのです。 日本人は「私

 

は貴方の手紙を確認する」と平気で言っているのです。  I confirm receipt of

 

your letter of May 23.  とか I confirm that your letter of May 23 has

 

acknowledged receipt of my order.  のように英語国民なら書くべきところを

 

日本人は I confirm your letter としか言わないのです。 

 

 

 

 

同様に、私がAさんに電話したのに、彼自身が席にいないで、他の人が電話を

 

取ったばあい、私の電話を受けた日本人は、「Aさんを確認します」と言うの

 

です。 

 

確認の目的語は「Aさんは今席にはいないが、直ぐに戻ってきて私に電話する

 

こと」とか、「外出中で夜までもどらないこと」とかでしょう。  そのよう

 

なことが「確認」する内容なのです。

 

 

 

 

他にも日本人の単語の意味の曖昧さの例をあげましょう。 この頃は「大丈夫で

 

す」と日本人は盛んに言いますが、これは広辞苑をみても「しっかりしている」、

 

「ごく堅固」、「危なげの無い」の意味しか書いていません。 先ず「丈夫」

 

とは英語の healthy, sound, stable, rigid(日本語では「健康な、頑丈な、

 

しっかりした」の意味で、「大」とは very much (非常に)の意味です。 それ

 

なのに、日本人は「大丈夫」を yes, O.K., satisfied の意味に使っているので

 

す。 これは可笑しいとは思わないですか?

 

 

 

 

英語国民は日本人より「論理的」です。 英単語も全て論理的に彼らは理解し

 

ているのです。 日本人も日本語単語でこれを学ばねばなりませんね。

 

所詮、日本語でも英語でも、言語と言うものは、自分の思っていることを相手に

 

誤解のないように、正しく伝える手段なのですから、厳密な表現が必要なのです。

 

日本人は「以心伝心」で言葉で言わなくとも相手に通じると誇らしげに言って

 

いますが、正確に文章で表現できないことを率直に認めないで、照れ隠しに

 

「以心伝心」だと言っているに過ぎないのです。

 

「ファン・クラブ通信」第442号(2012/05/23)≪英単語について-その1≫

英単語の意味は厳密に理解しましょう。そうでないと英文読解にしろ英会話に

 

しろ上手にはなりません。

 

 

 

 

「確認する」、英語では“confirm”、の意味について説明しましょう。 英語

 

国民は「confirm」は「他動詞」で、そのあとに「目的語」を正確に使わないと

 

ダメなのです。 日本人はそれが出来ていないのです。 それと言うのも「確

 

認」が他動詞だと言うことを認識していないことから来ているのかもしれませ

 

ん。 「確認する」とは「或る事実、実体に間違いないことを確認する」と言

 

う意味なのです。 英語の confirmでも日本語の確認でも全く同じ意味なので

 

す。 ですから「事実、実体」を目的語としてハッキリと文字で書いたり、言

 

葉で言う必要があるのです。

 

 

 

 

英語国民なら I confirm your letter. とは言わないのです。 日本人は「私

 

は貴方の手紙を確認する」と平気で言っているのです。  I confirm receipt of

 

your letter of May 23.  とか I confirm that your letter of May 23 has

 

acknowledged receipt of my order.  のように英語国民なら書くべきところを

 

日本人は I confirm your letter としか言わないのです。 

 

 

 

 

同様に、私がAさんに電話したのに、彼自身が席にいないで、他の人が電話を

 

取ったばあい、私の電話を受けた人は、「Aさんを確認します」と言うのです。 

 

確認の目的語は「Aさんは今席にはいないが、直ぐに戻ってきて私に電話する

 

こと」とか、「外出中で夜までもどらないこと」とかでしょう。  そのよう

 

なことが「確認」する内容なのです。

 

 

 

 

他にも例をあげましょう。 この頃は「大丈夫です」と日本人は盛んに言います

 

が、これは広辞苑をみても「しっかりしている」、「ごく堅固」、「危なげの

 

無い」の意味しか書いていません。 先ず「丈夫」とは英語の healthy, sound,

 

stable, rigid(日本語では「健康な、頑丈な、堅固な」の意味で、「大」とは

 

very much (非常に)の意味です。 それなのに、日本人は「大丈夫」を yes,

 

O.K., satisfied の意味に使っているのです。 これは可笑しいとは思わない

 

ですか?

 

 

 

 

英語国民は日本人より「論理的」です。 英単語も全て論理的に彼らは理解し

 

ているのです。 日本人も日本語単語でこれを学ばねばなりませんね。