「ファン・クラブ通信」 第98号 (2005/09/28) ≪ Endo Method 17:私が英会話に強くなれたわけ – 8 ≫
2005年9月28日
・自分の「言語係数」の低さに気が付かない限り、上達はない
だがそういう人でも、英語のできないほかの日本人から見ると、英語がペラペ
ラのように映ります。 また繰り返して相手の話を聞いたり、字で書いてもら
ったり、さらに絵で説明してもらえば、言語係数 0.3 の実力でも大体 7 割く
らいは話が通じ合うので、本人も自分の英語力を過大評価してしまっている場
合も少なくないのです。
これは視点を変えて、他の国の人から日本人を見た場合を想像すればわかりや
すいでしょう。 彼らから見れば、日本人なら誰でもみんな日本語が達者に見
えるかもしれない。 けれども実際には、日本語を話したり書いたり読んだり
する能力は、すぐれている人もいれば、そうでない人もいます。
日本人の日本語言語係数 1.0 とは言っても、厳密に言えば少しの差異はあり
ます。 また、大人の日本語力と子供の日本語力とでは大きく違います。
即ち、子供の言語係数は 1.0 よりは低いでしょう。 同様に、アメリカ人は
われわれ日本人から見ると、どんな小さな子どもでも英語を話し、それで通じ
ているが、だからといって小学生の彼らのしゃべる英語が大人と同じような水
準のペラペラではないのです。
けれども困ったことに、小さな子供であれば、自分の未熟さを自覚しないもの
です。 自分を客観的に評価できないほど未熟であるということなのです。
さて貴方はどうどうでしょう。 試しに次の英単語をどれだけ知っているかチ
ェックしてみてください。 もしこの中で半分以上知らない単語があるとすれ
ば、残念ながらあなたの英語の実力は言語係数 0.3 の域を超えているとはい
えないでしょう。
abuse(動) 乱用する、悪用する, (名) 虐待/乱用、悪用
belly(名) 腹
bosom(名) (女性の)乳房
consolidate(動) 合併する、(地位などを)強化する
fist(名) げんこつ、握りこぶし
heed(名) 注意、(動) 気を付ける
hideous(形) ぞっとする、忌まわしい
hinder(動) 妨げる、邪魔する
howl(動) 遠吠えをする/(人が)わめく
indignant(形) 憤慨している、怒った
isle(名) 小島、島
pastime(名) 気晴らし、娯楽
poke(動) (指や棒で)突く
prick(動) 突き刺す/苦しめる
sheer(形) まったくの
shrug(動) 肩をすくめる
soar(動) (空高く)舞い上がる
stammer(動) どもる、口ごもる
stoop(動) かがむ
tickle(動) くすぐる
(『アニメで覚える英単語』のCD-ROMより)