「ファン・クラブ通信」 第179号(2007/04/25) ≪「10の盲点」の感想≫
2007年4月25日
ファン・クラブ通信177号で「英会話10の盲点」を紹介しました。
皆さんはこれをお読みになって、いかがでしたか。
既に知っていることもあれば、新たに気づいたこともあったことと思います。
ある生徒さんから、「英会話10の盲点」を読んだ感想を送っていただきまし
た。 今回のファン・クラブ通信ではこれを紹介します。
以下はある生徒さんから寄せられた、各「盲点」を読んでの感想です。
【盲点1】
「文字から勉強するのは間違い。 あくまで音声ベイスでやるべし。」
→今は知っていますが、遠藤式を知る前は知りませんでした。
一生懸命書いて覚えるものだと思っていました。
もちろん聞き取りができなくては意味がないので、発音を聞くことは必要
だとは感じていましたけれど。
【盲点2】
「英会話は勉強ではなく、芸事である。 芸事の根本は、徹底的に反復練習し
て、反射運動を作り上げることにある。これを英会話にも適用すべし。」
→これも今は知っていますが、遠藤式を知る前は考えたこともありませんで
した。一日5分でぺらぺら!なんていう広告を見ては惹かれていましたし、
どこかでそんな方法があるのかもなんて期待もしていました。
でも、そんなに甘いものではなく、芸事なんだということ、実際の発音練
習をした時に納得できました。
【盲点3】
「ネイティヴ教師から学ぶのは効率が悪く、優れたDVD, CD-ROM の方が遥かに
効率が良い。自宅練習が可能だから、はるかに大きな練習時間がかけられる。
時間当たりの進歩量が大きく、しかもコストもはるかに安い。」
→そんなに良いCD-ROM 教材があるとは遠藤式を知る前はしらなかったので、
ネイティヴ教師に付く事が一番良いと思っていました。
ただ、そういった教師に習うことは、通う手間もあるし、お金もかかるこ
とは前から知っていたので、実際にやったことはありませんでした。
【盲点4】
「会話の時、頭の中で「英語から日本語」、「日本語から英語」への転換をや
っていては、時間的に間に合わない。」
→ネイティブの人はもちろん日本語を介しているわけが無いので、最終的な
目標は英語だけで頭の中も動くようになることが大事だということは以前
から感じていました。ただかなり難しいことだとおもったので、とりあえず
は日本語を介してもいいから、英語をいくらかでも話せるようになりたいと
以前は思っていたので、その考えは間違っていたのだと思います。
遠藤式をしったあとは、最初から日本語を介さないことを目標にしないとい
けないのだとしりました。
【盲点5】
「言語は、何語であれ、テープ・レコーダーのような頭をもった8才程度まで
が習得のゴールデン・タイムであり、それを過ぎた大人が習得するには十倍ほ
ども聴いてしゃべるということをしないと身に付かない。」
→遠藤式を知る前は全く知りませんでした。ですので、簡単に英語がものに
なるという広告をどこかで信じていたところがありました。
今はそんなことがないのだと知っていますし、子供ができたことで、子供
の教育のこと、能力開発のことなどの書籍も大分読みました。
そういう中にも子供の言語に関しての能力について同じようなことがかか
れていましたので、やはりそうなのだと納得しましたし、実際に子供が英
語のCDを聞いてその発音のままに繰り返すのを目の当たりにしてますます
納得しました。
【盲点6】
「英語には53種類の音素があるのに日本語には24種類しかなく、それ故に
英語国民の発音が聴けないと言う根本問題がある。
この問題を解決しないと、ネイティヴがしゃべる文章を構成している個々の英
単語の発音が聴けないので、結果ネイティヴのしゃべることが分からない。」
→遠藤式を知る前は発音記号に目を向けたことがなかったので全く知りませ
んでした。発音の訓練をしたときに知りました。
【盲点7】
「ネイティヴが発音する単語を聴けるようになりたいなら自分自身でネイティ
ヴと同じように上手に発音出来るようになることである。大人になってからで
も、わずかの60時間程度の練習で日本人離れした素晴らしい発音が出来る方
法があり、このように自分の発音が上手になれば、ネイティヴ発音が俄然聴き
取れるようになる。」
→自分が上手に発音する練習をしようとは以前は全く考えていませんでした。
上手にしゃべりたいとは思っても、そのために特別に訓練をしようとは思い
ませんでした。上手に発音できることは聞けるようになるために必要だとい
うことがわかっていなかったからだと思います。
【盲点8】
「たとえネイティヴの単語発音が聴き取れるようになっても、聴き取れた単語
の意味が1/3.3 秒以内に頭に浮かぶ程度に速く理解できていないと、ネイティ
ヴのしゃべることが分かる筈がない。 何故なら、ネイティヴの英語をしゃべ
る速度は200単語/分(即ち 3.3単語/秒)だからである。」
→遠藤式をしって電光掲示板理論をお聞きするまで知りませんでした。
考えてみればあたりまえのことなのですけれど…
【盲点9】
「前記の盲点(即ち盲点6,7,8)が解決出来たとしても、毎分 200単語の
速度で(しかも英文法の順序で)出てくる単語を、その順序のまま理解出来る
頭を育てておかないと、いちいち英文法を考えながら日本語の順序に並べ替え
て理解することをしていては時間的に到底間に合わず、結局は理解出来ないこ
ととなる。」
→これも同じくわかっていたような気はしていましたがわかっていなかった
と思います。盲点4にて日本語を介さないで…ということにも通じるとお
もうのですが、結局日本語を介して文法的に直して…としていたら聞くこ
とができないわけだからもちろん聞いたことを理解して話すこともできず
会話が成り立たないのですよね…だから、英語を聞いたら英語の順序のま
ま英語のままで理解できないといけないのですね。
【盲点10】
「英語をしゃべることは英語を聴くことよりも遥かに難しい。
英語で徹底的に聴きこんで頭に溜め込んでおかないと、それをアウトプットす
ることは出来ないものである。」
→聞くことよりも話すことのほうが難しい…このこともあまり意識したこと
が無かったように思います。何度も遠藤先生のお話しをきいて、それから
はこのことを理解できていると思いますけれど。
* * *
盲点1~10について感想を書いてみました。
私は遠藤式に出会ってからこれらの事をみな知ったと思います。
それまではほとんど知らなかったし、なんとなく感じていても意識して深く考
えた事が無かったように思います。
そして、英語習得はそれほど大変なことで、決して簡単なことではなく、時間
をかけなくてはいけないし、早く習得する方法をとらなければいつまでたって
もできるようにはならず、物にもならず、結局無駄な時間とお金を費やしてい
るだけということを、痛いほど感じています。
私の課題は「継続」です。どうしてもうまく時間をとって学習を続けていくこ
とができないのが悩みです。走り出すと一気に頑張るのですが、他の用事をそ
の間差し置いても頑張って走っていき、結局は後回しにしたほかにやるべきこ
とが押し寄せてきてそこで英語が中断してしまうのです。
時間のやりくりがヘタなのかもしれません。
時間のやりくり、気力の維持が最大の課題です。
遠藤式で学習している方は働いている方が多いでしょうし、もっともっと時間
の無い中でやりくりしている方もいるかと思います。
もしもそういう方とお話する機会があれば是非お話しを聞いてみたいと常日頃
思っています。
オンライン複数指導で、そういう私のように継続ができないことが問題の生徒
に対しての指導を頂くとか、または、忙しい中でしっかりと継続し走りつづけ
ている学習者の方のお話しを聞くとか、そういう機会があればぜひ参加したい
と思っています。
***
感想文を寄せてくださり、ありがとうございました。
この方がおっしゃっているように、Endo Method の方法論をきちんと理解して
実行している方でも、「継続」が一番の課題である、という方は多いでしょう。
「継続は力なり(Practice makes perfect.)」で、確かにこれは重要なテーマ
です。
この問題をテーマとしたオンライン指導を受けたい方は下記URL からお申し込
みください。
「複数名のオンライン指導」
http://www.pasocon-eikaiwa.net/shop/index.php?i=107-0046-0702
先生1人に対し生徒は最大4名が参加可能です。
同じ悩みを持つ生徒さん同士で、励ましあったり、継続するためにどのような
工夫をしているか、などを聴ける貴重な機会ともなるでしょう。
申込者多数の場合は開催回数を増やしますので、ふるってお申し込み下さい。