「ファン・クラブ通信」 第85号 (2005/06/29) ≪ Endo Method 7: 海外留学の限界 – 1 ≫

前回お知らせしたように、今回は海外留学の限界について述べましょう。
アメリカに10ヶ月間留学した方から寄せられた相談をご紹介します。
A.S.さん

私は10年程前にアメリカ コロラド州に住み、そこの語学学校で英会話勉強を
10ケ月間しました。

毎日授業と宿題に追われながらの生活でした。 授業はなんとかこなすことが
出来ました。 
しかしスピーキングでどうしても超えられない壁がありました。 3語以上の
センテンスを続けてしゃべれないのです。 机上では作れるのですが。 いざ
会話となると、3語話すと必ずそこで止まってしまい、そこから又考えて次の3
語を話すと言った具合です。 頭に入れていられる容量が3語までと言う感じ
です。 

そう言うわけで、I’m fine. とか、How are you? とかは言えても、
I don’t want to eat tonight since I had a big lunch today.
などの長い文が言えないのでした。
(著者註:この文章は13語と長くなっており、文法的には、複文章です。 即
ち、主節のあとに副詞節があります。) 

ルーム・メイトのアメリカ人とも、いろんなことが話したかったのが、それが
出来ずに残念な思いをしました。

どうしたら、すらすら長い文章が言えるようになるのでしょうか。 何か良い
アドヴァイスがあったらお願いします。

  ―――――――――――――――――――――――――――――――

遠藤:
よくわかりました。 3語以上の文章は絶対ダメと言うわけではないとしても、
要するに、短い文章でないと頭に音声としては定着していないと言うことです
ね。
机上でなら長い文章でも良いと言うことは、あくまで日本の中学,高校、大学
で貴方が学ばれた英語と言うのは、机上の英語、即ち紙の上で左から右に流れ
ていく文字の英語にしか慣れていなかったと言うことですね。
空間的次元の、左から右への文字の流れでなく、全く違った時間的次元の、先
からあとに音が流れていく、英会話では力がついていなかったと言うことです
ね。

  ―――――――――――――――――――――――――――――――

この方のように、ただ留学するだけでは英会話力はつかないということがお分
かりいただけたと思います。

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「ファン・クラブ通信」 第84号 (2005/06/22) ≪ Endo Method 6: 英会話勉強法の速度 – 6 ≫

前回ご説明した以下の勉強法

 (1)英会話学校で先生から1対1で習う。(ただし、200~300時間)
 (2)語学留学に英語国に行く。 最低1年、出きれば3年程。
 (3)ネイティヴの友達を作る、特に恋人を作る。
 (4)子供を、日本国内で、アメリカン・スクールに入れる。

のように、非常に高額な又は危険な方法で、急速に英会話力をつけるのではな
く、もっと経済的な方法で、「効率的勉強」曲線のように英会話力をつける方
法を、ここでご紹介しようとしているのです。
金額的には、わずか13万円程度です。 これは図の(a)点に達するまでの費
用です。
所要時間は毎日2時間で6ヶ月、即ち 360時間程度です。

もう一度図をご覧ください。

 http://www.pasocon-eikaiwa.net/fan_club/image/081.html

この図の(b)点に達するまでには、更に 3,500 時間程度を要します。
毎日2時間勉強して5年です。 これにかかる費用は書籍代のみです。
ここは多読が必要な段階なのです。 費用はたいしてかかりませんが、その努
力は大変なものです。
(a)点に達するまででも大変なのに、(a)から(b)点に達するのは、もっと大変
なのです。

先ず、その前に私自身がどのようにして30才までにネイティヴなみの英会話
力をつけることが出来たのかを説明しましょう。

一口に言うと、中学一年の時から発音に力を入れ、その後駐留軍の通訳として
4年つとめ、その間にヒアリング・スピーキングの訓練が出来たのですが、そ
の後、英書の多読に10年をかけて、30才にしてネイティヴなみの英会話力
を身につけたのです。
この間の読書量は、普通の日本人の英文読書量の100倍とか1000倍と言
う膨大な量なのです。

このように私が高いレベルの英会話力をつけた経緯は第2章に譲り、次回は
第83号で述べた海外留学の限界について述べましょう。

「ファン・クラブ通信」 第83号 (2005/06/15) ≪ Endo Method 5: 英会話勉強法の速度 – 5 ≫

前回までご説明したように、急速に英会話力をつけないと、そのあと有効に使
うことはできません。

 http://www.pasocon-eikaiwa.net/fan_club/image/081.html

の図をもう一度ご覧ください。
この図の「効率的勉強」の線のように急速に力をつけないと獲得した英会話力
が一生の内に十分使えません。

ここまで書いて来ても、では、どうすれば先ほどの図の「効率的勉強」の曲線
のように5~6年以内にネイティヴなみの英会話力がつけられるのか、よく分
からないことでしょう。

私はこの「効率的勉強」の曲線のように急速に英会話力を私の生徒につけてい
るのです。 前述の13種類の勉強法のなかにも、目だった速度で英会話力が
出来る方法は4つあります。 それは:

 (1)英会話学校で先生から1対1で習う。
 (2)語学留学に英語国に行く。 最低1年、出きれば3年程。
 (3)ネイティヴの友達を作る、特に恋人を作る。
 (4)子供を、日本国内で、アメリカン・スクールに入れる。

この4つの方法を、もう少し検討してみましょう。 

(1)は、タダ1対1なら良いと言うものでもなく、英会話教育経験の深い、熱心
な先生でなければなりません。
この様な先生の授業料は、1時間あたり \10,000 はかかるのが普通です。 
しかも、200~300時間程度レッスンを受けないと上手にはなれません。
高いので支払いが続かないと、20~30時間程度で止めてしまうとダメです。

そうすると200万円~300万円と高額な授業料となり、海外留学と変わらない程
高くつくでしょう。
1時間 \3,000~\5,000 程度と安いネイティヴ先生もありますが、先生の質を
落とさないで授業料が安ければ、それに越したことはないでしょう。

(2)も(4)も高額になることはお判りでしょう。
(4)は、子供時代は大人よりも、うんと言語音声を受け入れ易い状態にあるの
で、非常に大きな効果が得られるでしょう。

(1)~(4)の中でも(4)は最も大きな効果があるでしょう。
但し、1年で300万円程度かかるそうです。
6年間アメリカン・スクールに通えば、1,800 万円もかかります。

(2)の語学留学の限界は、この第一章の最後にに説明しましょう。

(3)も恋人や友人に会いたさに、殆んど毎日会っているような状態をつくると
非常に伸びるでしょう。
しかし、相手のネイティヴが良くない人であれば危険な事もあるでしょう。 
この点は慎重にせねばなりません。

 

「ファン・クラブ通信」 第82号 (2005/06/08) ≪ Endo Method 4: 英会話勉強法の速度 – 4 ≫

前回お見せした図を次のURLからもう一度ご覧ください:

 http://www.pasocon-eikaiwa.net/fan_club/image/081.html

貴方が今やっておられる方法では多分この図の「普通の勉強」の線のように時
間をかけても進歩したかどうか殆ど分らない状態ではないでしょうか。
そして進歩の効果が実感出来ないので今の勉強法に自信を失い挫折してしまう
のではないでしょうか。 図の「挫折」の点線のようです。
そうすると全く進まなくなります。気を取り直して勉強し出すが、また挫折、
の繰り返しとなり易いのです。

勿論200~300万円程もかけて海外留学を1年程されると少しは伸びたと
気づかれるでしょう。
それでも発音は殆んど良くならないし、聴くこと、しゃべることも大した程度
にはなっていないでしょう。 いや英語国に住みさえすればもっと伸びる筈だ
と思われる方も多いでしょう。
それは貴方がまだ英語国で住んだことがないからです。
私は英語国と同じような社会である米国駐留軍で4年も通訳をしていました。
また、その後アメリカに3年、ヨーロッパに5年住みました。 日本から連れ
て行った部下達、又他の日本企業からの派遣社員達の英語力の進みを観察する
ことも出来ました。

その結果海外に住んでも1年位では余り効果がないことが判っているのです。
(私の生徒さんで、アメリカに10ヶ月間、語学留学をされた方がおられます。
 この方の例をこの第一章の最後にご紹介する予定です。)

もう一度先ほどの図にもどりますが、「普通の勉強」の坂道をトロトロと登っ
ていたのでは、一生かかっても使える英会話力には到達しないし、又なんとか
頑張って力がついたとしても、60才~65才になってやっと出来るようにな
ったのでは遅すぎます。 図の「普通の勉強」の線ではなく、「効率的勉強」
の線のように急速に力をつけないと獲得した英会話力が一生の内に十分使えま
せん。

「ファン・クラブ通信」 第81号 (2005/06/01) ≪ Endo Method 3: 英会話勉強法の速度 – 3 ≫

前回では物理の法則の D = T × V について述べ、或る目的地にまで行く場
合と、或る英語レベルに達する場合について考えました。

今日は英語と D = T × V の関係をもう少し深く考えてみましょう。

実は英語で進まねばならない道のりは非常に長く、36,000キロの距離を行かね
ばならない程です。なぜ36,000キロなのかは、このシリーズを続けてお読みい
ただければご理解できることでしょう。 ただ、途方もなく遠い距離であると
いうことをつかんでください。
このような遠い道のりなので、時速5キロの徒歩で進むとすれば、実に 7,200
時間もかかることとなります。1日2時間として、 3,600日、即ち約10年か
かります。

ですから時間を節約するためには最も速い自動車で、しかも高速道路を利用し
て、時速 100 キロで進むと 360時間で目的地に到達出来ることになるでしょ
う。
1日2時間として、 180日、即ち6ヶ月しかかからないのです。 5月18日発信
の第79号に列記した13種類の英会話勉強法のなかにも速い速度で進む方法も
あれば遅い速度でしか進めない方法もあるのです。

13種類の英会話勉強法のどれはダメで、どれは良い、と言っているのではあ
りません。 どの方法でも進むことは進むのです。 ただ、進む速度が勉強法
によって速いものもあれば、遅いものも、あることに気づいてください。

そうすると、相当速度をあげて実用英語の力をつけないと、学び終わったころ
には人生の終わりになっている、或いは人生の終わりまでに未だ学び終わって
いない、のでは学ぶ意味がありません。

早く学び終わって、その後、長年月にわたり英語力を有効に使いたいものです。
 次のURLの図をご覧ください:

 http://www.pasocon-eikaiwa.net/fan_club/image/081.html