「ファン・クラブ通信」 第133号 (2006/05/31) ≪アトム双書の効用≫

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◆アトム双書の効用:

今日は弊社が長年売り続けている「アトム双書」について説明しましょう。
今日の説明は本年5月10日発行の「ファン・クラブ通信」第130号の
「単語が最重要」と密接な関係がありますので、先にこの第130号を読んでお
くか、今回の「アトム双書」を読まれたあとに第130号を読むかされるのが良
いでしょう。 第130号は次の URLです:
http://pasocon-eikaiwa.net/backnumber/txt/fc130.txt

「アトム双書」は全体で80冊程度ありますが、1冊798円と安い英文小説です。
次の URLより購入できます:
 http://www.pasocon-eikaiwa.com/shouhin/tadoku/atom30.html

これは普通に市販されている「英文だけの小説」や「英文に和文対訳がついて
いる小説」とは全く異なります。
ネイティヴのように英語だけで頭が動いているような人なら英語小説を読んで
も英語の順序で読んで、意味を理解して行く、即ち「英語脳」を働かせている
でしょうが、普通の日本人は「日本語脳」しか持っていないので、英文を読む
ときには、英単語を日本語単語に置き換えたあと、英文法を考えながら英文を
日本文の順序に並べ替えて、その日本文を理解しているのです。
このような小説の読み方では一つも「英語脳」は育ちません。
貴方が努力すべきことは、「日本語脳」を断ち切って「英語脳」を作り上げる
ことです。

そのためには、先ず Endo Method の中の DynEd の New Dynamic English
CD-ROMで「徹底した音声ベイスの英文の反復練習180時間」により、「英語脳」
の基礎を作り上げたのちに、英文多読に入って「英語脳」を定着させることで
す。
この「英語脳」の定着訓練には、前述の普通の日本人が行っているような英文
を日本文に訳してから理解することからは完全に脱却して、アメリカ人のよう
に英文だけで考えながら理解して行く訓練をつまねばならないのです。
そして、この訓練には普通の日本で市販されているタダの英文小説や英文、和
文対訳小説ではダメで、「アトム双書」が必要となるのです。

何故アトム双書が英語脳を作り上げるのに役立つのでしょうか。
この本の特徴は英文を読んで 行く途中で出てくる知らない英単語の日本語訳が
簡単に判るようになっている点なのです。
即ち、左ペイジには英文のみ、右ペイジには左ペイジの英文に出てくる英単語
の日本語訳をだしているのです。 文章全体の和訳はありません。
英単語のスペルと発音記号のあとに日本語訳が書かれており、しかも英単語の
スペルのアルファベット順に並べられているのです。
丁度左ペイジの英文専用のための英和辞典のようなものが右ペイジにあるので
す。
このような方式になっているからこそ、アトム双書は英語脳をつくるに適した
多読を促がすものなのです。
「アニメ」3,000語を完全に覚えてからアトム双書の多読に入れば、「アニメ」
でうろ覚えの単語が段々と頭に定着してくるのです。
しかも一つの英単語には色々の意味があり、アトム双書では同じ単語が違った
頁で出てくるときには、それぞれの頁に出てくる場合の適訳が日本語で書かれ
ているので、連想展開方式で覚えた単語を頭に固定するのに理想的なのです。
(連想展開方式の意味をご存知で無い方は次のURL をクリックしてください。)
http://www.pasocon-eikaiwa.com/shiryou/kyouiku/tango/gengi_sample.pdf

もし、この方式で最初の30冊を読んで非常に効果があることに気付かれれば、
そのあと、追加50冊を読まれるのが良いでしょう。
合計80冊程度あるのです。 
英語脳を作り上げるにはとにかく大量の英文書を読まねばなりません。
1~2冊の読書で英語脳が作れるわけではありません。

この頃は日本でも安価な paper-bound の小説類が簡単に買い求められるでしょ
うが、それらよりもアトム双書の方が次ぎの2つの理由で、はるかに優れてい
ます。

1) 右ペイジに英和辞書が印刷されているので字引を引く手間がかからない。
しかも右ペイジの文脈にピッタリ合った日本語訳が印刷されています。

2) paper-boundの本だと、自分の英語力にピッタリの本、又内容が自分の興
味を引く本、を見つけることが難しく、安価だからと、気安く多数冊を買って
も、読んで判らない、興味を引かないとの理由で、読破せずにお蔵入りする可
能性が大です。
アトム双書の80冊は我々日本人の成人に興味のある小説ばかりを厳選している
ので、興味を失って読破できないというようなことにはならないのです。
何故アトム双書のストーリーは興味が持てて、paper-bound の本は興味が持て
ないのかの理由を説明しましょう。
これは音楽と全く同じなのです。
音楽も年々膨大な数の新曲が発表されますが、その中でも、特別に大衆に好ま
れるものだけが生き残り、あとのものは死に絶えてしまうでしょう。
ベートーベン、モーツァルトのもの等は非常に価値があり、皆に好まれるもの
なので何百年の歳月を生き延びてきているのです。
小説も全く同じで世界文学全集などに選ばれている価値ある小説は何百年の歴
史に耐えてきているものなのです。
出ては消えしている普通の小説とは違うのです。
アトム双書には、そのような価値ある小説のみが選ばれているのです。

このようにアトム双書80冊を読破したあとは、自分に興味のある英文書を多読
し最終的には弊社が供給している HIGH SCHOOL SUBJECTS SELF TAUCHT で多読
の仕上げをするのが良いでしょう。
アトム双書のように簡単に知らない英単語の意味が判るようにはなっていない
普通の英語書の場合には、電子字引を利用されるのが良いでしょう。
アトム双書ほど簡単に日本語の意味が判るわけでなないとしても、かなり速く
字引が引ける強みがあります。

「ファン・クラブ通信」 第132号 (2006/05/24) ≪英語耳を手っ取り早く作る方法≫

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◆英語耳を手っ取り早く作る方法:
「英語耳を手っ取り早く作る方法」としてBio Listening を本年1月25日に
発売開始しました。
「英語耳」とは「ネイティヴの発音が聞き取れて、また彼らのしゃべっている
英語の意味が判ること」です。

その後、このBio Listening は着実に売れていますが、そのユーザーから
「これが非常に有効である」との報告が多数寄せられてきております。

報告してくれる全ての生徒が口をそろえて言ってくれることは「ネイティヴが
しゃべってくれる英語の中の単語の発音が驚くほどクッキリと聞こえるように
なった」と言うことです。
しかし、これだけで「ネイティヴのしゃべることが判るようになった」と言う
ことではありません。
ネイティヴがしゃべる英語の意味が判るようになるためには、(1) 単語の発音
が聴き取れるようになる以外に:

(2) ネイティヴが使っている全ての単語の意味を既に知っていること。
(3) 英語の順番(英文法の順番)で貴方の頭が、ネイティヴのように、ラクに
    動くこと。

の二つが必要ですが、先ず「単語の発音がクッキリと聞き取れる」と言うこと
がネイティヴの話が判るようになるための第一歩であることには間違いありま
せん。
(2) と(3) の問題を解決する方法を教えることも弊社の専門分野で、この二つ
も非常に重要な問題です。 

「発音が聴ける」ようになることは、Bio Listening を導入するまでは「口と
舌の形で学ぶ英語発音」による 30 ~ 60 時間の練習で実現していたことです
が、この「口と舌の形で学ぶ英語発音」を終了しても、なお聴き取りが十分で
ない生徒がいるのです。その問題に対する決定的な解決方法がBio Listening
なのです。

「ネイティヴ発音が聴ける」ということを「発音の輪郭がハッキリとする」と
いう表現を使ってくれる生徒さんもいます。
この「輪郭がハッキリ」と言う表現はBio Listening の有効性を非常に明確に
捕らえています。

もう一つ重要な問題は「Bio Listening を用いている時だけネイティヴの発音
が聞けて、この装置を耳から外すとたちどころに英語が聞こえなくなってしま
うようでは意味が無いのではないか」ということです。
ところが、最初の3 ~4週間このBio Listeningを使っていると、その後この装
置を取り外してもネイティヴの発音が聞き取れる能力は継続するのです。
この装置のカタログにそう記載されているだけでなく、この「継続性」を決定
的に私の生徒が証明してくれました。

この生徒はモーターの設計技師で、仕事がら絶えずモーターを実験的に動かし
たり止めたりしています。
モーターと言うものはモーターが回転している時はその回転音が聞こえるので
すが、モーターを止めている時でも5,000ヘルツ(ヘルツとは音が1秒間に振動
している回数)の発振音が出ています。
この 5,000ヘルツと言う高い発振音は大抵の人の耳には聞こえず、余程高周波
に敏感な人だけが聞いているものです。
このような高周波はテレビや、電気冷蔵庫などからでも、それらが電源につな
がれている限り、発生しているもので、これを聞き取れる人と聞き取れない人
とがいるのです。 大抵の人は聞き取れません。

そして前述の私の生徒はBio Listening を3週間程度使った段階で、今まで全く
気付かなかった5,000 ヘルツのモーターの発振音が急に聞こえるようになりビ
ックリしたそうです。
その後、彼にはこの発振音はずっと聞こえるようになったのです。
勿論モーターを実験している時にBio Listening 装置は使用していません。

この事実は非常に興味のあることで、皆様のお役にも立つ情報だと思いますの
で今回の「ファン・クラブ通信」でお知らせする次第です。

「口と舌の形で学ぶ英語発音」で発音を既に勉強された方も、これからの方も、
どうかこの Bio Listening を試してみてください。

この記事をお読みになり、Bio Listening を注文された方には、今月末までは
5% 引きを適用させていただきます。
ご注文時、備考の欄に「ファン・クラブ通信を見て注文」とご記入ください。

Bio Listening の全貌をお知りになりたい方は次の URLを
クリックしてください。
http://www.pasocon-eikaiwa.com/shiryou/bio/buytime.html

「ファン・クラブ通信」 第131号 (2006/05/17) ≪厳密な英会話≫

弊社の英会話習得法、即ち Endo Method、では「厳密な英会話」を目標として
います。

例えば発音にしても、What’s the matter? を「オス・マラ」と発音するとか、
Get out of hear. を「ゲラリー」、water を「ウォ―ラ」と発音するなどを
完全に否定しており、同様に英文構成についても、英文法的に正しい英会話が
身につくように指導しています。

具体的には、現在形の文章で主語が三人称単数の時には、それに続く動詞は、
動詞の原型に “s” を必ずつけるとか、主語が三人称でも複数なら、あるいは
一人称、二人称の場合には、”s” をつけないとか、また定冠詞、不定冠詞の使
い分けをするとか、物質名詞、抽象名詞には語尾に “s” をつけないとか、
しかし抽象名詞も普通名詞化しているときには複数の “s” をつけるとか、
時制を厳密に使い分けるとか、などです。

このように英文法的に厳密にしながら、なおかつ、すらすらとしゃべれるよう
になることを目標としています。
これを英文法を意識せずに、反射運動として口から自然に出てくる訓練をして
いるのです。

ですから「ヒアリング・スピーキング」訓練の初期の段階で上記のようなこと
を発音として厳密に聴き分ける訓練として「小林克也の e-American」CD-ROM
による「ディクテイション」の訓練が望ましいと考えています。

「小林克也の e-American」は一般的には日常英会話用教材と見做されており、
その意味でも良い教材だとは思いますが、「ディクテイション」能力増強につ
いてはこれの右に出るものは無いと弊社では判断しております。
発音を厳密に聴き取る力が非常につきます。
これは New Dynamic English を始める前に勉強されるのが良いと思います。

詳しくは「小林克也の e-American」の URL をお読みください。

http://www.pasocon-eikaiwa.com/shouhin/hearing/e-american.html