「ファン・クラブ通信」 第32号 (2004/06/24) ≪ 今週の話題:発音指導の内容 ≫

今回は第3回目の発音指導をしているO.A.さんとのやりとりです。 9月
中旬に海外に長期滞在される計画があるために、「発音」、「英単語」、「ヒ
アリング・スピキーング」と急速に勉強しなければならない方です。
幸いに毎日4時間程度英語勉強できる立場にある方です。

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遠藤:
O.A.様へ 貴方は子音だけで止めて母音を入れてはいけない時に日本語の
習慣で母音が入ってしまう問題をお持ちですが、

 Pick it up. と Picked it up.

は練習されましたか?
この2つの文章は上手く発音できますか? これも第4回目のヴィデオ録画に
含めてください。

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O.A.:
ゆっくりだとできますが、速く言うと it が ito のような発音になります。
現在練習中です。

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遠藤:
Picked it up. が子音のあとに母音をつけない練習課題としては最も難しいも
のですから、これを集中的に練習されるのが良いと思います。 そして現在形
の Pick it up. よりも過去形の Picked it up. の方がはるかに難しいのです。
 これを速く発音して Picked it up. の下線のあとに母音が入らないように
                      ~~ ~  ~  ~
なれば良いのです。

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O.A.:
 今私の話している単語で通じるのかがとても不安なのですが、他の皆さんは
どうなのでしょうか? この勉強過程が終了した後にきちんと自分の話す単語
の意味が通じているのでしょうか。
ネイティブと同じ発音を望んでいるわけではないのですが、通じるのかどうか
がとても心配です。

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遠藤:
日本人的に下手にしゃべってもネイティヴに通じる場合は幾らでもあります。
 例えば

 I ate lice this morning.

と言ってもネイティヴは

「まさか虱を食べる筈はないから、これは I ate rice this morning. のこ
とだろう」

ととってくれます。

 しかし次のような単語の場合は文脈で判断するのではなく、あくまで発音の
違いにより判断せねばなりません。 そうすると貴方も正確に発音する必要が
あるのです。

以下国際発音記号を使用しているためこのURLをご覧ください。

  http://www.pasocon-eikaiwa.com/fanclub/fc03201.html
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O.A.:
私にとって難しいのは

throne, endure, multiply, Latin, quarrel, Catholic

などです。
特にquarrel がなんとも聞きとれないのと全然まねできないのでびっくりしま
した。 もともとアニメでも難しいので聞いてみたのですが。

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遠藤:
これらの単語が聴き取れるようになるには、先ずこれらの単語を正しく発音出
来るようになっておかねばなりません。 先ずこれらの単語の発音記号を書い
てみましょう。

以下国際発音記号を使用しているためこのURLをご覧ください。

  http://www.pasocon-eikaiwa.com/fanclub/fc03202.html
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O.A.:
現在の進行具合は、単語が最初の頃眠くなってしまって進みが遅かったので、
七月一・二週目くらいまでかかってしまいそうです。予定では七月からは次の
New Dynamic English のレンタルに入ろうと思っていたのですが、単語もあん
まり手を抜けないのでなかなか大変になってきました。
今のところは七月から単語との並行でいこうかと思っています。いろいろ心配
なことが出てきたのでアドバイスをお願いします。

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遠藤:
7月の計画のことばかりを言っておられますが、目先の6月は何を勉強される
のですか?

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O.A.:
目先の六月は単語勉強を進めます。 急いで進めていますが、現在のペースだ
と七月の一・二週目まで単語がかかってしまいそうです。なので単語がきっち
り終わったところで New Dynamic English (NDE) に入るか、それとも七月か
ら単語と並行してやるかを迷っています(九月の中旬に海外に出発のため、し
っかり勉強時間をとれるのが六・七・八月いっぱいなので、この期間内での時
間配分をどうするかを悩み中なのです)。  NDEと単語と並行してやれるほど
余裕のあるものではないのでしたら、単語を終わ>らせてから NDE のレンタル
に入ろうと思います。

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遠藤:
「アニメ」の学習記録がうまく弊社に送れていないようですが、取りあえず上
巻 Part 1、上巻 Part 2、下巻 Part 1、下巻 Part 2それぞれの勉強時間数と
記憶率を普通のE-メイルでお送りください。 すでに「アニメ」にかなりの時
間を費やし、記憶率も高くなっているのなら、「アニメ」を一応中断して
New Dynamic Englishのレンタルに入り、それをすませてから「アニメ」に戻
った方が良いと思います。 海外行きまでに出来るだけ NDEを勉強しておいた
方が良いと思います。 NDEの標準勉強時間は180時間ですが、貴方は凝り
屋だから、これ以上の時間が必要なのかも知れません。 いずれにせよ NDEを
終えてから海外に行かれた方が良いと思います。

「ファン・クラブ通信」 第31号 (2004/06/17) ≪ 今週の話題:最も効率的な DynEd CD-ROMの勉強法 ≫

 弊社は10年前より DynEd CD-ROM 教材を使い、しかも単に売りっぱなしでは
 なく、購入者に対しては pasocon-eikaiwa net (p-e net)で懇切丁寧な指導
 をしております。 特に一部の生徒に対しては直接スクーリングを実施し、
 その経験を通じて絶えず教育法の改善を図ってきております。 

 この経験を基にして p-e net会員の生徒から送られてくる学習記録を克明に
 検討しては的確な勉強方法を指導させて頂いているのです。
 p-e netとは「インターネットにより生徒を個別指導するシステム」のこと
 です。

 さて p-e netによる DynEd CD-ROMの指導の根幹はCD-ROM1枚につき、リピ
 ート・ボタンを1000回~5000回押し、マイク・ボタンも同数押すことです。
 CD-ROM 1枚には約100 の文章がありますから、1文章あたり10回~50回リピ
 ート・ボタン及びマイク・ボタンを押す勘定です。
 この理由をお知りになりたい方は「なぜ英語が聴けないのか、話せないのか
 ?」( http://www.pasocon-eikaiwa.com/naze )の【問題点解決編】(10)
 「文章が聴けない悩みの解決法」の1 をお読みください。

 さて、このように弊社が指導しても弊社に送ってこられる生徒さんの学習記
 録ではリピート・ボタンは5000回押してはいるがマイク・ボタンは1000~
 2000回程度しか押せていないのです。 
 この原因は、次のように1文章が長くなってくると、

 After the injury, instead of thinking about all the things he
 couldn’t do, he focused on what he could do.

 ネイティヴがこの文章をしゃべってくれても全文が一度には生徒の頭には入
 らず、即ち残音として残らず、聴いたあと全文をしゃべり切れないのです。
 そこで何とか全文を残音に取り込もうと、リピート・ボタンばかりを押して
 マイク・ボタンが押せないのです。

 しかし、この問題の解決法を最近弊社は見つけ、それを生徒に実行してもら
 って、それ以来リピート・ボタン5000回、マイク・ボタン5000回が押せるよ
 うになりました。 そして以前よりはセンテンス・パターンが頭に残るよう
 になったとの嬉しい報告を得ています。

 このやり方は上記の文章を次のように

 (1)After the injury,/ (2)instead of thinking about/
 (3)all the things he couldn’t do, /(4)he focused on what he could
 do.

 と4つぐらいの Phrases(句)に分けます。

 (1)は時に関する副詞句、(2)は前置詞句、(3)は名詞句(ここまで全体で副詞
 句)、そして(4)は主語と述語がある主文章です。

 先ず最初は耳慣らしに文章全体をリピート・ボタンで数回聴きます。 次に
 同じくリピート・ボタンを押して(1)だけを聴きます、そしてこれを10~50
 回繰り返します。
 (1)だけを繰り返すためには、リピート・ボタンを押してネイティヴの英語
 が(1)から文章の終わりまでしゃべろうとするのを、(2)の前でマイク・ボタ
 ンを押してネイティヴが続けてしゃべるのにストップをかけ、すぐに生徒が
 しゃべるとこの(1)の部分だけが録音されます。 これを10~50回と繰り返
 すのです。 次にリピート・ボタンを押してネイティヴが(1)からおわりま
 でしゃべろうとするところを、(1)の句だけは復習の積りでボヤッと聴き、
 (2)だけを集中的に聴いて(3)の直前でマイク・ボタンを押してネイティヴの
 英語を止めて生徒がしゃべるのです。

 これを10~50回くりかえしたあとに、今度は(3)の句について同様に10~50
 回繰り返し、最後に(4)の句だけについて10~50回くりかえすのです。
 このようにすればリピート・ボタンとマイク・ボタンの押し回数は非常に近
 くなり、また学習効果も従来以上にあがるのです。 学習効果があがるとは、
 文章が Phrase単位の音の塊として頭によく残るようになるのです。
 こうなればシメタものです。 (1), (2), (3), (4)と句の塊を順々に繋げて
 いけば、長い文章が出来上がり、しかもそれぞれの句単位では完全に音の塊
 として頭に沁み込んでいるから、4つの句を並べる順番を間違いさえしなけ
 れば、長い文章が一語も間違えずに完全に言えるようになるのです。それだ
 けでなく、勿論聴いて分かるようになっているのです。この訓練を助けるも
 のとして弊社では最近「英/日をフレイズ単位で聴くCD 」(税込み\2,000)を
 販売開始しました。 もっとも現状では急いで作った試作品で音質が悪いと
 ころもありますので 、そのような不備な点があるので、DynEd New Dynamic
  English 1A から4B までの膨大な量を含むのに、わずかの\2,000 に価格を低
  くして買って頂いているのです。将来完璧な製品にした場合にはもっと価格
 をあげる予定です。      

「ファン・クラブ通信」 第30号 (2004/06/10) ≪ 今週の話題:発音練習の効用(読者投稿) ≫

日本人の多くの方は発音よりも「ヒアリング・スピキーング」に興味があり、
それを弊社では次の URLをご紹介して「ヒアリング・スピキーング」をや
りたければ「発音」から入りなさいと提案しています。
ご参考までに、その提案書2種類を URLでお知らせします。
(今までにも「ファン・クラブ通信」に掲載したかも知れませんが今回にも適
した記事ですので、再度ご紹介します)
本丸攻略:http://www.pasocon-eikaiwa.com/endo/Honmaru.doc

発音中心:http://www.pasocon-eikaiwa.com/endo/Hatsuonchuushin.doc
しかし、このような一般の傾向とは違って、英語を聴く、しゃべるよりも発音
に関心があり、そして読み、書きに関心のある方がおられます。 その方のお
考えをお聴きしましょう。

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F. N. さん(女性)

「発音」の勉強に興味を持ったのは、英語の総合的な学習について、まず「発
音」があり「ヒアリング・スピーキング」や「多読」が後のステップに位置付
けられていたからです。 資料を読んでいて、何を学ぶにも「発音」がまず必
要になると感じました。

私の解釈は間違っているかも知れません。 しかし、読み書きに興味のある私
が遠藤先生の発音指導を受けた事で、以前より読解力が増した(?)事をお伝
えしたいと思います。

英語で書かれた小説や本が家に多くあるので、私も読む事があるのですが、そ
れらの内容には口語や略語、訛などがそのまま使われており、辞書に載ってい
ない言葉も多く使われています。
以前は、分からない単語があっても前後の文脈などから判断して読み進めてい
ました(時々、辞書も使いますが)。

ですが、私にとって意味不明な略語が並んでいた時、発音記号は分からないも
のの、声に出して音を確かめると、それが何を指しているか解ったのです。
(最初にその方法で読めた本は、ハリー・ポッター 4巻の原書(英国版)でし
た)

砕けた英文では「you」を「ya」と書くことが多いようですが、「ya」が解ら
なくても、前後の文章と合わせて発音して、「”see ya” は多分 “see you” だ
ろう」と解るような感じです。
普段目にする事が多い略語(「plz(please)」「n(and)」など)も、正しく
発音出来るようになった事で、なぜそのように略すのか納得出来るようになり
ました。

私はまだイニシャルがやっと言えるか言えないかのレベルですので、読解力が
上がったのではなく、カンに頼りやすくなっただけかも知れませんが……。

音に出して意味を確かめる方法は、発音の勉強をはじめるまで思いつきもしま
せんでした。 きっかけを頂けた事と、実際に発音出来るようになれた事を、
本当に感謝しています。 ありがとうございました。

「ファン・クラブ通信」 第29号 (2004/06/03) ≪ 今週の話題:ヴィデオによる発音指導の例 ≫

今回は非常に大きな効果を上げている弊社の3回の発音指導の例をご紹介しま
しょう。

第1回目の指導は国際発音記号をヴィデオ録画して頂いたものを弊社が見させ
て頂いて悪いところを指摘し、その改善案をお知らせします。

第2回目までには、第1回で指摘した発音記号の再練習をして頂き、そのヴィ
デオ録画と、更にイニシャル (IBM, CNN, LAXなど)と単語の発音練習の結果の
ヴィデオ録画を送って頂き、その指導をします。

第3回目は第2回目の復習結果と多数の文章の発音練習結果を録画して送って
頂き、それに対する指導をします。

1、2、3回のヴィデオ録画の長さは各々約5分程度です。

今S.K.さんと言う女性の生徒さんに対する第3回目の発音指導をご紹介します
が、かなり長文になっているのと、国際発音記号を使用していてテキスト形式
では書けないので

  http://www.pasocon-eikaiwa.com/fanclub/sample/shidou.pdf

からご覧ください。

そしてこのE-メイルの本文には第3回目発音指導の最後の「まとめ」の部分と、
それに対する S.K.さんよりの返信E-メイルをご紹介させて頂きます。

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第3回指導の「まとめ」:
以前よりはうんと良くなりました。 まだまだ良くない所はありますが、要す
るにそれぞれの単語を、たとえ長い文章になっても、正確に発音記号通りにし
ゃべれば良いのです。 そして夫々の発音記号をどう発音すべきかは既に充分
知っておられ、気をつければ個々の発音記号はうまく発音出来るのですから、
あとは自分自身にきびしくして練習すれば良いだけです。
こう考えれば私の助け舟はもう必要なく1人立ちできる筈ですがいかがでしょ
うか。
この考え方に納得されれば、発音は自分で今後も練習しながら「英単語」に進
まれても良いと思います。

幸いに「アニメで覚える英単語」の辞書画面には単語のスペル、発音記号、ス
ピーカー・アイコンがあり、ここで3000語の単語の発音練習が出来るので
す。
国際教育研究所 社長 遠藤尚雄
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S.K.さんよりの返信

遠藤先生

発音のご指導ありがとうございました。

第3回目のテープをお送りした後で、こんなすばらしい教材に出会いながら、
自分の努力不足を棚に上げ、嫌気がさしたなどと言ったことに我ながら恥ずか
しくなり、初心に戻って簡単にですが、方法論の本を読みなおし、「英語の
スペルは覚えるな」の付録のCD-ROMの発音の部分をもう一度見たり、資料室の
中の発音の勉強方法を見たりした結果、先を急ぐあまり最初の部分をおろそか
にしすぎたことに気がつきました。 先生の言われるように一つ一つ階段状
に上っていかなければ駄目なことや、次のステップに上がるのに簡単にはいか
ない事等も、あまり真剣に受け止めていなかったと反省しました。
また、何の工夫もせずただ、漫然とCD-ROMでの練習をしていたことにも
気がつきました。

そこで、ビデオ・テープに録画するのは,結構面倒なのですが、ただカセット・
テープに録音することは簡単に出来るので、単語の発音を、録音して聞いてみ
ましたところ、自分ではうまく発音できているのではないかと思ったものが、
必要のないところに母音が入っていたり、日本語の発音のままであったりと、
自分でもおかしいと思うところも多くありました。
やはり、自分の欠点をかなり意識して練習しないといつまでたっても進歩しな
いことをやっと自覚しました。 こんな状態でいつになったら次の「英単語」
に進めるのだろうかと不安に思っていましたところに第3回目の結果が届きま
した。

修正すべきところも多くありますが自分で発音の練習をしながら「英単語」に
進んでも良いとのこと。まったく予期していなかった結果に驚いておりますが、
先生からご指摘されたところを、意識しながら発音の練習を進め、そのあと、
「英単語」に進もうかと思っております。
お忙しいところ、丁寧にご指導くださり本当にありがとうございました。
これからもご指導のほどよろしくお願いいたします。