「ファン・クラブ通信」 第164号 (2007/1/10) ≪ 1月14日(日)の合同説明会と生徒さんからの投稿文≫

来る1月14日(日曜日)には是非ご出席ください。
アイリス及び国際教育研究所よりもお役に立てるお知らせが出来ると思います
が、それよりも参加者からも貴重な体験談が聴かれると思うからです。
次に掲載しますシンガポール在住の方からの体験談はその例です。
この方は余りにも遠いところにお住まいなので説明会には参加して頂けないの
ですが、その代わりとして投稿して頂いたのです。

念のために再度説明会の案内状を URLで差し上げます。
http://www.pasocon-eikaiwa.com/campaign/setsumeikai/plaza1.14.07.html
        

「私の体験談」

1. 遠藤メソッドとの出会い

私は、2005年6月より、駐在員としてシンガポールに赴任しております。
遠藤メソッドとの出会いは、2005年の初め頃だったと思います。
私の場合は会社から海外駐在に推薦してもらうために、TOEICで、ある程度の
点数が最低必要だというハードルがあったために、TOEICの勉強は独学で行っ
ていました。
その結果、点数は上がり赴任は決まったものの、そのままの勉強方法を続け
ても、決して英語が話せるようになるという気がしなかったために、何か良い
方法がないものかとインターネットを検索していて、遠藤メソッドに出会いま
した。

ホームページを見て、非常に内容に感銘を受けたものの、それでもまだ半信半
疑だったこともあり、2005年3月に直接遠藤先生のところを訪ねました。
その時まで、やはり英会話学校に通おうかという気持ちは有ったものの、一方
で、時間もなかなか取れないし、お金もかかるし、またその割には実効性にも
疑問もあり、迷っていました。
ですが、遠藤先生から直接、英会話学校に通うのも一つの方法かもしれないが、
遠藤メソッドを行うのが一番効率的だとのお話を頂いて、決断しました。
その時に、私の方法はアメリカ語のものだから、シンガポールでも通用するの
か分からないところがある、恐らく大丈夫だと思うが、逆にどれくらい通用す
るか試して欲しいというようなお話をされていたことを記憶しています。
先生の正直なお言葉に、益々遠藤メソッドにしようと気持ちは固まりました。

2. 発音練習からアニメ終了まで

それから、まず発音の練習からスタートしました。
最初は、家族からも何をやっているんだと笑われる始末で、隠れてこそこそ
練習をしていました。

それでも、英語が話せるようにならないと仕事にならないだろうという不安は
強く、とはいえ限られた時間の中で他にすがるものもなく、先生の言葉を信じ
て遠藤メソッドにかけようという気持ちで遅々たる歩みではありましたが、
やり続けました。
結局、日本を離れる前までに発音の段階は終わったものの、アニメで覚える英
単語を始めたくらいで、まだまだ本格的に取り組めている感じではありません
でした。

シンガポールに赴任したのは2005年の6月くらいで、赴任してからは、
当初やはり現地人から何を言われているのか聞き取れず、非常に苦労しました。
私の仕事は、どちらかというと間接業務で、日系企業向けの仕事ですので、
半分くらいは日本語で仕事をしています。
ですので、完全に聞き取れなくても仕事はなんとかなってしまう部分もありま
す。
ですが、通訳をしなければならないことや、現地スタッフと交渉をしなければ
ならないことも多く、やはり“教養のあるネイティブレベルの英語”が話せな
ければ、本当の意味でいい仕事はできないと感じております。

そのような中で、仕事にも慣れながらでしたので、さらに勉強のペースは落ち
てしまい、結局アニメを終了し、NDEに取り掛かったのが2006年の2月くらいだ
ったと思います。
この時期は、遠藤先生から今後どのように勉強をしていくか等のメールを頂い
たり、他の勉強をされている方をご紹介頂いたりして、勉強を続けるモチベー
ションを与えていただいておりました。

アニメの学習を終えた時点で感じたことは、英文のe-mailを読むのが非常に楽
になったことです。
やはり知っている単語が増えると、文章に向かう時に、知らないで向かうより
は数段気持ち的に前向きになれます。
また、別の話になりますが、Recentlyを「レセントリー」と発音して何度言っ
ても通じず、「リーセントリー」と発音しなければ通じないという経験をして、
発音が如何に大事か痛感したのも確かこの頃だったと記憶しております。

3. NDEの開始、停滞と再開

NDEを始めたものの、なかなか時間がとれないのと、私の仕事そのものは、い
わゆる先生が仰られる1.0 の言語係数がなくても済んでしまうこともあり、
仕事で疲れていることを言い訳に、まだまだ継続的に取り組んではいませんで
した。
とはいえ、NDEの延長だけは定期的に行っており、P-netも延長をしていました。
今思えばもったいないことをしていましたが、やらなければいけないという気
持ちだけは強かったのだと思います。

私の場合、仕事で使う単語やフレーズは、通常は限定的です。ですので、何度
も繰り返しているうちに、その分に関してはそれなりに、最低限なんとかなっ
てしまいます。
ところが、ちょっと複雑になったり、応用が必要になるとやはり困ります。
とはいえ、最低限何とかなってしまっていたことが多少の自信になりつつあり、
そのうちに何とか慣れるのではないかとの淡い期待もあり、真剣に学習に取り
組んでいませんでした。

ところが、昨年の10月くらいに会社の泊まり込み研修がありました。
私の働いている会社は日本人がほとんどいませんので、当然のように全て英語
です。

泊り込みですので、休憩時間や夜は雑談をします。また、研修終了後は、余っ
た時間で遊びに行きました。
このときに、既に1年以上外国にすんでいるにもかかわらず、ちっとも相手の
言っていることが分からないという強いショックを受けました。
ほんの短い文章でも聞き取れないのです。
そのショックは、非常に強い孤独感となりました。
話したくても話せない、それ以前に相手の言っていることが分からない苦痛は、
非常に大きいものでした。

そこで、やはり本格的に勉強をしなければだめだと思い直し、10月の終わりく
らいからNDEに再度真剣に取り掛かり始めました。

現在 Module 8 をやっている最中ですが、朝早くおきて、会社に行く前にやる
ようにしています。
2時間を目標に行っていますが、結局2時間はできておらず1時間強といったと
ころです。ですが、確実に成果は感じています。
NDEを始めてから、文章の細部の聞き取りに注意深くなりました。
それはa とかthe でもあり、また文章がDo youで始まるのかHave youで始まる
のか、あるいはYou areで始まるのか、Are youで始まるのかといったことです。
それまでは、そういう部分に無頓着というか、聞き取りきれていなかったため
に、相手が質問しているのか自分の意見を述べているのかが分からず、返事を
すべきところでうなずいていたりということが有りましたが、最近は徐々に適
切な対応ができるようになってきている気がします。

4. 私の英語学習に関する雑感

環境が異なれば、経験も異なると思いますので、一概には言えないと思います
が、私の場合は仕事が日系企業向けのものであることもあって、海外に住んで
いますが、やはり住んでいるだけでは決して英語は上達しないということを感
じています。
私の子供はインターナショナルスクールに通っていますが、いつの間にか非常
にきれいな発音で、普通に英語を話すようになってきています。
自分の子供が「cool」ときれいに発音するのを聞いて、まねをしようとします
が中々うまく真似が出来ないところからも、普通の大人の場合は体系的な努力
をしないときれいな発音もできないなというのも感じています。

1年半の英語との奮闘のなかで、当初感じていたのは、まず舌がうまく回らな
いということです。頭の中で構成できている文章ですら話そうとすると、短い
文章ならともかく、少しでも長くなると(例えば「Infrastructure」)、
舌がもつれて言葉になりませんでした。

よく日本人は、ずいぶんと英語の勉強をしているにも関わらずしゃべれないと
いう話がありますが、こちらに来て、結局自分で何冊英語の本を読んだことが
あるかを考えただけで、実は教科書以外はほとんど読んでいないし、
聞く・話すという意味では、ほぼインプットもアウトプットもゼロに近かった
ということに気づきました。
これでは、よほど勘のいい人でなければ実用的な英語が出来るようにはなるは
ずがない気がします。

そのためには、やはり量をこなさなければならないのだと思いますが、仕事を
しながら英語学習を続けるとなると学校に通ったりするのは時間的にも、また
コスト時にも非常に負担となります。
その点、私は質・量、コストの点において、赴任する前に遠藤メソッドを知り、
遠藤先生にお会いできたことは、非常に大きな収穫であったと考えています。
5. 謝辞

今回遠藤先生のご依頼で、このような経験談を書かせていただきましたが、
つたない文章で、また、余り参考になる経験なのか分からないもののこれから
英語学習を始めようとされている方や、現在既に始められている方に、この方
法が、実際に海外に住んで仕事をしながら勉強している私自身の経験から
(言うまでもないことかもしれませんが)現実的に有効な方法であることが伝
わり、ますます力を入れられ、一日も早く英語が聞けて、話せるといえるよう
になられるのに、多少なりともお役に立てば幸いです。

最後になりますが、余り勤勉ではない私にも、定期的にお尻を叩いていただき、
英語学習に関する体系的で明確な目標を与えて下さりまた、節目節目で貴重な
アドバイスやサポートをいただける遠藤先生及び国際教育研究所のスタッフの
方に、心よりお礼を申し上げます。
同時に、今後も言語係数が「1.0」になるまで、お付き合いさせていただけれ
ば幸いです。

最後までご精読頂き、どうもありがとうございました。

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貴重な体験談をありがとうございました。

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「ファン・クラブ通信」 第148号 (2006/09/13) ≪「ファン・クラブ通信」と「間違いだらけのカタカナ英語」の価値≫

先週の「ファン・クラブ通信」では「Endo Method の真の理解者」をご紹介し
ましたが、同様な「Endo Method の真の理解者」をもう一人ご紹介しましょう。 
八幡敏さん より:

本日、「Endo method の真の理解者」と「間違いだらけのカタカナ英語第20回
:メジャーリーグ」を拝見・拝聴いたしました。
先生の教材は真の生きた教材、後世に残さなければならないものだと再度確認
するとともに、何か学ぶものとしての責任感といいましょうか、その重さに
「身震い」を感じました。
「間違いだらけのカタカナ英語 第20回」のような先生の肉声の発音指導が増え
るといいですね。
指導がわかりやすく、「ジ」と「ヂ」の違いもハッキリと手に取るようにわか
り、このような「立体的」な発音指導はどこを探してもないと思います。
真似ができそうで、実際は遠藤先生でなければ完成できないものだと思います。
弟子である私たち学習者は「時間がない」とか「今日は疲れた」などとは言っ
ていられないですね。 「今」という時間は二度と来ないのですから。
【遠藤注1】
上記で引用されている記事を再度読まれたい方は、次のURL をご利用ください。
 
「ファンクラブ通信」第147号
 http://pasocon-eikaiwa.net/backnumber/txt/fc147.txt

「間違いだらけのカタカナ英語」第20号
 http://www.pasocon-eikaiwa.com/ から「週刊間違いだらけのカタカナ英語」
 に入り、「 過去に掲載したものをご覧になりたい方はここをクリック してく
 ださい」をクリックして、第20号をご覧下さい。
【遠藤注2】 
八幡敏さんは日本語を中国人に教えておられ、私の英語の効率的な教え方に興
味を持たれて、その教育法をご自分の日本語教育に適用しようとしておられる
方なのです。
言語の教育は英語であれ、日本語であれ、ドイツ語であれ、フランス語であれ、
7~8割がたは全く同じであることに私は気づき、私も八幡さんの協力を得て、
近いうちに日本語教育を開始しようと計画中なのです。
私としては日本語同様に自由に使える英語でもって、英語国民に日本語を教え
るのです。
私がいつも言っているように、英語勉強の場合、その方法論がまず大事なので
すが、それが故に日本語教育は英語国民に対して英語でするのです。

「ファン・クラブ通信」 第144号 (2006/08/16) ≪ファンクラブ会員掲示板より≫

みなさん、毎日残暑が続いていますが勉強のほうははかどっていますか。
お盆休みの方もおられると思いますが、毎日こつこつと続けることが上達の秘
訣です。
最近勉強熱心な3名の生徒さんから「掲示板」に活発な投稿がありました。 
今回は最近の5通の投稿文をご紹介しましょう。 
日ごろファンクラブ会員「掲示板」を見ている方が少ないようですので、今回
この「ファンクラブ通信」に掲載します。 全て「再チャレンジ」に関するも
のです。 これを機会にぜひ皆さんも掲示板に投稿してください。
Endo Method は独学が基本です。 
独学での孤独感の解消や仲間作りに「掲示板」を活用してください。
  http://pasocon-eikaiwa.net/bbs/disp.php?id=143

  http://pasocon-eikaiwa.net/bbs/disp.php?id=144

  http://pasocon-eikaiwa.net/bbs/disp.php?id=145

  http://pasocon-eikaiwa.net/bbs/disp.php?id=146

  http://pasocon-eikaiwa.net/bbs/disp.php?id=147
最後の山崎さんの投稿文に「自分は、語学習得に向いてないのかしら?」の問
題が出ていますね。

次回の「ファンクラブ通信」では、この問題について私(遠藤)の考えをのべさせて頂きましょう。

「ファン・クラブ通信」 第139号 (2006/07/12) ≪ 松尾様の感想文 ≫

今回は、私が今でも英語顧問をしているファナック株式会社の後輩にあたる
松尾健一さんの感想文をご紹介しましょう。

この人は大学を卒業してから間もなく米国に赴任し、26年も米国で生活をし、
最終的には220名の従業員を持つ FANUC AMERICA の社長をしていた人です。
私が30年程前に初代社長を勤めたFANUC USA が、その後アメリカ合衆国以外に
カナダ、メキシコなどの北米、中米、更には南米までカヴァーする会社に発展
したので FANUC AMERICA と名づけられているのです。

詳しいことは直接次の URLをお読みください:
http://www.pasocon-eikaiwa.com/shiryou/kansou-matsuo.html

Endo Method が優れていることを報告してくれていますが、それよりも大事な
ことは、最終的には、物凄い「多読」をしないと高いレベルの英会話力は得ら
れないと言うことです。
私はベイシックの英会話をマスターした後は3,500 時間程度の多読をしたので
す。
普通海外に住んでも、この徹底した「多読」をしないので、英語力が伸びなく
なるのです。

多読の必要性は「これならできる超高速 英会話速習法&トレイニング」の
Page 46 の「言語係数を 0.3 から 1.0 に上げるには」から Page 68 までを
お読みください。 本書の購入は次の URLです:
http://www.pasocon-eikaiwa.com/shouhin/houhouron/sokushu.html

「ファン・クラブ通信」 第87号 (2005/07/13) ≪ Endo Method 9: 海外留学の限界 – 3 ≫

英語国に住みさえすれば簡単に英会話が出来るようになると殆んどの日本人は
思っており、子供には日本の学校を休学させ、あるいは、留年させても、海外
に留学させ、また成人の場合は、日本での自分の仕事及び、そこから得られる
収入を犠牲にしてでも、海外留学をする人達が沢山いますが、それがいかに
効果のないことなのかを、過去2回の「ファン・クラブ通信」でご報告してき
ました。

これと Endo Methodを理想的な状態で採用しているファナック株式会社での
F.M.さんの体験談とを比較してください。
この方は6ケ月の練習期間に TOEIC点数を460点より780点と320点
アップさせた人です。
昼間は会社で仕事をして、残業もかなりあるのに、毎夜2時間ずつ6ヶ月勉強
しただけなのです。
  ―――――――――――――――――――――――――――――――

B) 海外留学せずに Endo Method のみを勉強した場合

F.M.さんの体験談:

ヒアリングはかなりラクになった。 句 (Phrase) のかたまりで、例えば

 one of the ——-s
 have gone to school
 for quite a long time

などハッキリと聴き取れるようになった。

英語ニュースは、まだまだ分からないところが多いとしても、以前より分かる
部分がかなり増えた。

英語の映画も、まだまだ分からないとしても、実際に言っていることと、字幕
のくいちがいが気付くようになった。

DynEd CD-ROMは色々なセンテンス・パターンを含んでおり、しかも、その一つ
一つのセンテンスを耳にたこが出来る程聴きまくり、又それを自分でも声を出
してオウム返しにしゃべる反復練習の訓練が効果があったように思う。

今までのように意味がわからないまま聴くのでは何度聴いても効果がないが、
CD-ROMでは意味が分からない場合は英文字幕を見ながらもネイティヴの言うこ
とがセンテンス毎に聴いて理解出来るので、このように意味を理解しながら何
度も何度も聴きつづけ、また自分も言いつづけることが出来たので、これで力
がついたと思う。

しかも意味が一旦分かってしまうと字幕を消して、声だけで聴き続けるところ
が良かった。

会社の仕事での電話の英語でも、今までは聴けなくて困る割合が多かったが、
それが少なくなり、電話に出るのが余り怖くなくなった。

しかし,今まで長文小説のようなものは読んだことがないので、長い Sentence
(文の始めからピリオドまで)を理解するのは、まだまだ辛い。
今後の課題は長文をドンドン読んで、英文に慣れ、その中に含まれるまだ知ら
ない熟語を知っていく必要がある。 熟語を知らないと聴けない。 
しかし今回のコース中でも、病気で死ぬ(die)、場合でも、今までは日本語的
感覚でdie byかと思っていたが、それが英語では die fromとか die ofと言う
のだと言うことがわかった。 一旦わかると、それが聴きやすくなる。

発音をコースの始めに厳密に学んだので、今ではネイティヴと話すチャンスが
ある時にも、発音を気にするようになった。 
特にアメリカ語で難しい cat の a や 、bird の ir なども頭に入れた上で
聴けるので、聴き取りやすくなった。 又ヒアリング訓練の前にネイティヴ
発音で単語を覚えたのがヒアリングに役立った。

今までは単語を知っていたとしても、スペルで知っているだけで、ネイティヴ
の正しい発音では知らないので聴けなかった。 発音で直接的に単語が頭に入
るようになったのが良かった。 もっともスペルも発音も両方とも必要と思う。

「ファン・クラブ通信」 第86号 (2005/07/06) ≪ Endo Method 8: 海外留学の限界 – 2 ≫

前回ご紹介した方は、アメリカに10ヶ月も語学留学しても、英会話力はあま
りつかず、 I’m fine. とか How are you? のように、3~4語程度の短い英
文がやっと言えるようになった程度、だと言うことをお知らせしました。
そしてスピーキングは3~4語程度だったとしても、ヒアリングはどうでしたか。
 A.S.さんに尋ねてみましょう。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

A.S.
そうですね。 3~4語よりもうすこし長い英語は聴けるとしても、
I don’t want to eat tonight since I had a big lunch today. ほども長く
なるとやはり理解できなかったです。
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――

遠藤:
貴方の現在のTOEIC点数は905点とのことですが、今なら長い英文でも言えるの
ですか。
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――

A.S.
まだうんと長いとダメですが、I don’t want to eat tonight since I had a
big lunch today. 程度なら今では言えるようになりました。
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――

遠藤:
では、何故長い英文が言えるようになったのでしょうか。 どんな勉強をした
から、そうなったと思いますか。
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――

A.S.
なにしろアメリカから帰って、もう10年もなるのですから。 その間、いろい
ろなことをやりました。 英会話学校に行ったり、テレヴィやラジオの英会話
講座をきいたり、外人と話をしたり、映画を見たり、英語ニュースを聴いたり、
仕事で英語を使ったり、です。
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――

遠藤:
10年もの間に、なしくずしに、英語力がついてきたのですね。 その中で特に
効果があったのは何だったですか。
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――

A.S.
そうですね外資系の会社にいたので、毎日E-メイルを読んだり、自分でもE-メ
イルで返事をしたり、最近の3年間はこればかりしていましたが、これが一番
力をつけたことになったのでしようか。
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――

遠藤:
と言うことは聴いたり話したりすることよりも、読み書きが役立ったのですね。
弊社の勉強法だと10年もかけずとも、わずか6ケ月程度で、余り長い文章はダ
メだとしても、或る程度の長さの英文は聴けたり、話せたり出来るようになり
ます。 即ち、先ほど貴方が言われた I don’t want to eat tonight since
I had a big lunch today. 程度なら聴けるだけでなく、しゃべれるようにも
なるでしょう。
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――

A.S.さんのプラス・ファクターを整理してみますと:

◎アメリカ滞在10ケ月
◎その間現地英会話学校に10ケ月(毎日朝から夕方まで、全日制)
◎アメリカ人のルーム・メイトと一緒に暮らす

これ程英会話習得にとっての強力なプラス・ファクターが沢山あったのに、わ
ずか3語の英語しかしゃべれなかったのです。

この方は、もう一つ英会話勉強での大きなプラス・ファクターをお持ちです。
それは社交的な性格であることです。 英語では extrovertedな性格なのです。
(反義語は introverted) しかもアメリカ人のルーム・メイトと一緒に住ん
でおられて、この程度の進歩なのです。

これがアメリカ留学の実態なのです。

「ファン・クラブ通信」 第85号 (2005/06/29) ≪ Endo Method 7: 海外留学の限界 – 1 ≫

前回お知らせしたように、今回は海外留学の限界について述べましょう。
アメリカに10ヶ月間留学した方から寄せられた相談をご紹介します。
A.S.さん

私は10年程前にアメリカ コロラド州に住み、そこの語学学校で英会話勉強を
10ケ月間しました。

毎日授業と宿題に追われながらの生活でした。 授業はなんとかこなすことが
出来ました。 
しかしスピーキングでどうしても超えられない壁がありました。 3語以上の
センテンスを続けてしゃべれないのです。 机上では作れるのですが。 いざ
会話となると、3語話すと必ずそこで止まってしまい、そこから又考えて次の3
語を話すと言った具合です。 頭に入れていられる容量が3語までと言う感じ
です。 

そう言うわけで、I’m fine. とか、How are you? とかは言えても、
I don’t want to eat tonight since I had a big lunch today.
などの長い文が言えないのでした。
(著者註:この文章は13語と長くなっており、文法的には、複文章です。 即
ち、主節のあとに副詞節があります。) 

ルーム・メイトのアメリカ人とも、いろんなことが話したかったのが、それが
出来ずに残念な思いをしました。

どうしたら、すらすら長い文章が言えるようになるのでしょうか。 何か良い
アドヴァイスがあったらお願いします。

  ―――――――――――――――――――――――――――――――

遠藤:
よくわかりました。 3語以上の文章は絶対ダメと言うわけではないとしても、
要するに、短い文章でないと頭に音声としては定着していないと言うことです
ね。
机上でなら長い文章でも良いと言うことは、あくまで日本の中学,高校、大学
で貴方が学ばれた英語と言うのは、机上の英語、即ち紙の上で左から右に流れ
ていく文字の英語にしか慣れていなかったと言うことですね。
空間的次元の、左から右への文字の流れでなく、全く違った時間的次元の、先
からあとに音が流れていく、英会話では力がついていなかったと言うことです
ね。

  ―――――――――――――――――――――――――――――――

この方のように、ただ留学するだけでは英会話力はつかないということがお分
かりいただけたと思います。