「ファン・クラブ通信」 第11号 (2004/01/15) ≪ 今週の話題:なぜ英語発音が重要か その4≫

前回に引き続き、英語発音練習教材『口と舌の形で学ぶ英語発音』CD-RO
Mのご説明を続けましょう。
5)口を開いたままの発音が多い:

他の発音との関連性を考えているもう一つの例をあげましょう。 それは口を
開いたままの発音が多いことをこの教材では説明しています。

トライアングル・ポジションで[e]から[i]に移るのがこの典型例です。
P[e]を発音するために口をトライアングル・ポジションに大きく開くと、その
あと [i]に移るには日本人なら口の開きをもっと減らして [i]を発音するとこ
ろですが、アメリカ人は大きな口の開きを変えないままで [i]も続けて発音す
るのです。 モデルの先生の口の形、舌の動きをよく見て、このことにお気づ
きください。

日本人なら [i]を発音するには口を開いたままでは出来ない、もっと開き方を
減らさねばならないと思うところですが、モデルの先生の舌を良く見ていると、
[e]の時と [i]の時とでは口の開きは同じままで舌の形状を変えて、すなわち
[i]の場合には舌を中心線に絞り込むようにして発音しているのです。 その
時同時に舌の奥の両脇は左右に力を入れて引っ張っているのです。

なぜアメリカ人はこのようなことをするのかと言いますと、これは考えて見れ
ば物理の法則にかなっているのです。 同じ大きさの力を物体に加えても、そ
の物体の質量が小さいと加速されやすいが、質量が大きいと加速されにくくな
ると言う物理の法則を思い出してください。
口を開けたり閉じたりすることはアゴを上下させることですが、アゴの質量は
舌の質量よりも遥かに大きいので加速が舌の場合よりも難しいのです。

一方舌は質量が小さいので加速、すなわち動かすこと、がラクなのです。 こ
う理屈をこねますと皆さんは、「いや、そんなことは無い、舌を動かす方がア
ゴを動かすよりも難しい」と思われるでしょう。 これは日本人は舌を動かす
ことに慣れていないので、舌を動かす運動神経がまだ眠っているので、動かす
ことが難しいからです。
ところがアメリカ人は生まれて以来、舌を速く動かすことに慣れているので、
物理の法則が生きてくるのです。 日本人も舌を動かす練習を少し積んで眠っ
ている舌の運動神経を起こしてやれば、アゴを動かすよりも舌を動かすほうが
ラクであることに気づいてくるのです。

なにしろアメリカ語は日本語よりも話す速度がうんと速いので、このように無
理のない方法で速く動かすことが自然と考えられているのでしょう。
そして、このようにラクに速く [e]から [i]に移れるようになっておれば、い
くら速くしゃべっても次のような単語の中に含まれる [ei]の二重母音が正確
に発音出来るのです。 

today,  station,  date,  mate,  mail

日本人はこれらの単語の二重母音の部分を「エイ」と発音すべきところを ト
ゥデー、ステーション、デート、メート、メールのように「エー」と引っ張っ
て発音してしまう悪い癖を持っているのも、考えてみればアゴを動かすのが辛
いからでしょう。 これらは トゥデイ、ステイション、デイト、メイト、メ
イル と発音すべきなのです。

巻き舌でなく平ベッタイ舌を単純に上にあげて “er” を発音: 
これも、速くしかも正確にしゃべるには、なるべく、一つの発音から次の発音
に移る際に無理がかからないような考慮から来ている例です。
6)難しい発音を重点的に練習: 

この典型例は前述の “er” の発音の説明でしょう。 これは相当詳しく説明さ
れています。 一方日本語の50音に含まれている母音や子音は日本人にとっ
ては日常の日本語でラクに発音できているものですから、このCD-ROMでは詳し
い説明はしていません。 例えば、日本語の「カ、キ、ク、ケ、コ」に含まれ
ている “k”の子音です。
7)ステップ・バイ・ステップの練習法: 

初めから長い文章を聴かされても、それをそのまま上手に真似することは絶対
に出来ません。
日本人が英語国に住み着いて何十年とネイティヴの英語を聴かされても上手に
ならない理由の一つはここにあります。 英語発音をものにするには、どうし
てもステップ・バイ・ステップの練習をしなければなりません。

すなわち、第1段階では、個々の発音記号をひとつひとつ丁寧に練習してマス
ターしていく必要があります。 そしてこれが終われば一つの発音記号からも
う一つの発音記号に移る練習をしなければなりません。
しかし、たとえ個々の発音記号が出来るようになっても、もう一つの発音記号
に移ろうとなると俄然難しくなるのです。
これをどうすればうまくこなせるかについて懇切ていねいに指導しています。、

そして、そのあとの単語段階の発音です。 この単語段階の発音が非常に難し
いので弊社の「口と舌の形で学ぶ英語発音」では単語の発音練習を、最初はゆ
っくりと、そして次に普通の速さの発音の例をヴィデオと音声で丁寧に紹介し
ているのです。
 その次に IBMのような「イニシャル」の練習、次に短い文章の練習、重要
発音記号を含む文章の練習、そして最後に日常英会話文の練習と徐々にレベル
を上げて行っているのです。
7)英語リズムを学ぶ: 

日本人は「子音に必ず母音を着けてしまう」習慣を持っています。

この日本人の悪習慣を断ち切る最も効果的な方法は英語のリズム感を養うこと
なのです。 この英語のリズムに乗ることが出来るようになれば、結果的には
「子音に必ず母音を着けてしまう」悪習慣にオサラバすることになるのです。

それゆえ「口と舌の形で学ぶ英語発音」では、最初の発音記号段階からビート
の効いた音楽に合わせて練習する方式をとっており、その後、単語、イニシャ
ル、短文章、長文章の全ての段階で一貫してビートの効いた音楽に乗って踊る
が如く、歌うが如く練習を続けているのです。

このように英語のリズムが分かるようになっておかないとネイティヴのしゃべ
ることが聴きとれません。
8)発声の音質が違う: 

これは子音に関係することではなく母音だけに関係のあることです。

日本語は「浪花節調」の、喉を殺した発声であるのに反し、アメリカ語は「オ
ペラ調」です。 特に “er” の場合などはその典型例ですが、それ以外の他の
「ア」、「イ」、「ウ」、「エ」、「オ」母音全てが、オペラ調、すなわち喉
の奥を広げて共鳴効果を出来るだけ狙った発声です。

弊社の発音教材で練習すると、このように発声の音質自体が違ってくるのです。
もっとも誰もがこの域に達するわけではありませんが、特に練習をよく積んだ
生徒さんはこのようになるのです。
弊社の発音サンプルCD-ROMでご紹介している生徒さんはこの域に達している例
です。

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